ようやく2走、3走馬が大部分を占めるようになったとはいえ、依然比較対象が少なく予想難易度の高い重賞。事実、過去も荒れた馬券が多い。結果そのものよりもレース内容や勝ち上がり時にどれだけ余力を残せていたかという点を重視したい。
ファンタジーS(GⅢ)
2歳牝馬オープン 京都競馬場 右・芝1400m
○気になる人気馬 ⑮カワキタマナレア
小柄な馬ながら札幌のOPでは稍重の洋芝を物ともせず快勝。終始外を回されながらの競馬でもまとめて差し切る末脚は特筆もの。秘めたパワーはかなりのもので、体重が増えてくれば更に面白い。
○ウワサのアイツ ⑦カルプスペルシュ
新馬を順当に勝ち上がり、函館2歳S出走後はたっぷり3ヶ月半の休養を取っての出走。場当たり的なローテーションになりがちなこの時期の重賞において調整期間を長く取れるのは大きなアドバンテージで、成長による上積みも期待できる。
父シュヴァルグランという点から距離は長い方が良さそう。
○魅惑の好時計 ①スリールミニョン
1位 スリールミニョン 1:20.7(中京・良)
2位 ヴーレヴー 1:21.8(京都・良)
3位 キャッスルレイク 1:21.9(中京・良)
○データ特選馬 ⑧タマモティーカップ
・騎手が前走から継続騎乗(過去10年間で7勝)
・前走が重賞競走(GⅢ複勝率30.4%,GⅡ連対率100%)
※データは過去10年分を参照
○恵みの一頭 ⑩キャッスルレイク
前走は出遅れからの道中大マクリという粗削りな内容だが、それでも勝ち切ってしまうのだから能力は相当なもの。時計もそれだけのロスがありながらメンバー中3位で、まともに走れていれば魅惑の好時計に迫れていた可能性もある。歯車が噛み合った時の爆発力に期待したい。
馬複BOX ①⑦⑧⑩⑮10点