唯一無二、このレースのためだけに設定された3600m。言わずもがな日本の競馬場で施行される平地重賞で最も長い距離を走る、真のステイヤーを決めるレース。その特殊性故に長距離適性、コース適性が最も重要視され、複数年に渡って好走する馬がいる「リピーターレース」でもある。過去に本レースや3000m以上での実績がある馬は近走実績にある程度目を瞑ってでも狙いたい。
ステイヤーズS(GⅡ)
3歳以上オープン 中山競馬場 右・芝3600m
○気になる人気馬 ③アイアンバローズ
昨年優勝馬で一昨年の2着馬。リピーターレースという観点で言えばこれ程適格な馬はいない。臨戦過程が少々不安に映るが、昨年も京都大賞典11着からだったことを考えればこのレースにはしっかり合わせてくるだろう。年に一度の晴れ舞台、恥ずかしい走りはできない。
○ウワサのアイツ ⑥ミクソロジー
とにかく距離は長ければ長いほどいいタイプ。昨年3000m超えで連勝した後、今年は2200mと2500mで惨敗。長期休養明けに加えてこの馬からすれば2500mではまだ長距離とは言えないか。叩いて上がってくるタイプでもあるし、復帰3戦目の「得意距離」で復権へ。
○魅惑の好時計 該当馬なし
3600mの舞台はステイヤーズSのみ。
昨年出走馬以外のデータがないため該当なしとした。
○データ特選馬 ②フルール,④シュヴァリエローズ
・前走2400m以上(10勝,2着8回,3着8回)
・先行脚質(勝率16%,複勝率36%)
※データは過去10年分を参照
○恵みの一頭 ⑤クールミラボー
ダート中心に使われてきた馬だが、ダートでは長距離に分類される2100mが主戦場だったことを考えればスタミナは十分。反面テンが遅くキレもないタイプで、しぶとさが活かせない競馬が続いている。この距離、逃げ馬不在の今回ならテンからポジションを取れそうで、スタミナ&パワーの要する消耗戦ならばチャンスが生まれる。
馬複BOX②③④⑤⑥ 10点