ダイヤモンドS(GⅢ)
4歳以上オープン 東京競馬場 左・芝3400m
○最推馬 ①ワープスピード
天皇賞春、メルボルンCと日豪3200mGⅠでの活躍も含め3000m以上では着外なし。この安定感はペースで誤魔化せるレベルではなく、豊富なスタミナを活かした典型的ステイヤーの特徴と言えるだろう。海外経験を経て精神的にも成長し、昨年何度も重賞制覇を阻んだテーオーロイヤル不在の今こそ初タイトルのチャンス。
○注目馬 ⑧ヘデントール
昨年の菊花賞2着馬。結果的に直線のみの瞬発力勝負となったレースだっただけに、ステイヤー適性という面では未だ懐疑的だが、デビューから2000m以上を使われてきている点からも中距離以上に適性があるのは確か。実績面でもここではワープスピードと双肩となる。
○注目馬 ⑫コパノサントス
勝ち味に遅く勝ち上がりに時間を要したが、勝ち上がり後は一気に躍進。特に前走の古都Sは直線で遊ぶ余裕を見せ、3000mを走ってきたとは思えないスタミナを披露した。この時の2着馬がステイヤーズS4着で今年の万葉S覇者となり、このレースの価値が更に高まることとなった。ポテンシャルは重賞級。
○注目馬 ⑬シルブロン
前走ステイヤーズSを12番人気2着。これ単体では奇襲的な好走にも見えるが、一昨年の本競走でも3着しているように元々は長距離の実績馬で通る存在。前走がフロックでないのならば増減なしの57kgハンデは大チャンスに見える。全4勝中3勝が東京と得意コースに変わるのも上積み。
○妙味馬 ⑥メイショウブレゲ
末脚力で勝負するタイプ。長距離故にどうしても展開次第になるが、ハマッた時の脚は3000m級レースならば抜けている。今回は④と⑤が比較的内枠に入ったことでハナ争いとなり、それなりのペースで流れる可能性が高い。広いコースで持ち味の末脚が決まる展開になれば一発を秘める。
○妙味馬 ⑯ショウナンバシット
前走は先行馬が根こそぎ全滅したレースで、番手を取った本馬にはあまりにも気の毒な展開だった。度外視でいい。札幌の長距離で結果を出しているように、切れよりは粘りで勝負できるタイプ。初経験の距離ではあるが、折り合い次第ではハマりそう。乗り替わりがプラスに働けば。
馬単:①→⑥⑧⑫⑬⑯ 5点