国内においてトップカテゴリが存在しない1400mで、現状最も大きいレースといえる。マイルからの短縮組、スプリントからの延長組が入り混じるレースとなるが、「1400mのスペシャリスト」と呼べる存在も少なくない。サンプルの少ない距離だからこそ、直近のGⅠ実績だけに惑わされない予想をしたい。
スワンS(GⅡ)
3歳以上オープン 京都競馬場 右・芝1400m
○気になる人気馬 ⑭アグリ
スプリントの実力馬だが通算5勝中3勝が1400m、その内1勝は重賞阪急杯というこの距離の巧者でもある。
前走は酷暑で夏負けの影響がモロに出ており参考外。一気に秋模様となり、体調上昇なら安定株。
○ウワサのアイツ ⑧スズハローム
今年に入って頭角を現してきた4歳。実績馬相手に猛然と迫った春の京王杯SCのように安定して3F33秒台を刻める堅実な末脚が魅力。
輸送は得意とは言えず、ホームの関西で走れる分は確実にプラス。いい意味で前進気勢の表れた調教も好感。
○魅惑の好時計 ④クランフォード
1位 ④クランフォード 1:19.0(中京・良)
2位 ⑭アグリ 1:19.4(阪神・良)
3位 ⑫ダノンスコーピオン 1:20.0(阪神・良)
○データ特選馬 ⑨ウインカーネリアン
・前走東京競馬場(馬券率38.2%)
・前走1600m出走(勝率11.1%,馬券率27.8%)
※データは過去10年分を参照
○恵みの一頭 ⑰ダノンマッキンリー
1400mは重賞ファルコンSを含む4戦3勝の得意舞台。ここ2戦は小回りのスプリントでタメが作れず持ち味が活きなかったが、勝ち馬とは僅差で着順ほど印象は悪くない。
1ハロンの延長でこの馬なりに"タメ"が作れれば、春の爆発を再現できる。
馬複BOX④⑧⑨⑭⑰ 10点