1400mの定量重賞。GⅠ競走のない距離のため、ここがトップカテゴリーとなる。マイルとスプリントの中間距離だけあり、両勢力が程よく混ざったメンツ。距離短縮や距離延長といった情報は重要になってくるのはもちろん、「1400mのスペシャリスト」も中には存在する。そんな面々にとっては一年最後の晴れ舞台、乾坤一擲の一頭を探し当てたい。
阪神C(GⅡ)
3歳以上オープン 京都競馬場 右・芝1400m
○気になる人気馬 ⑫ウインマーベル
マイルからの短縮組とスプリントからの延長組が混在する中、「1400mが適距離」と言えるのはこの馬。昨年の同競走以降挙げた勝利は全て1400mと、まさにスペシャリストと言える存在。年に一度の晴れ舞台、他路線からの面々にみすみすと取られるわけにはいかない。
○ウワサのアイツ ⑦アサカラキング
典型的な「逃げれないとダメ」なタイプ。近走は相手関係から番手の競馬になり、馬にとってもフラストレーションが溜まる結果だった。今回の枠とメンバーならハナで勝負できそうで改めて持ち味を活かせる。調教ではハミを変えた効果もあり上々の内容で、1400mも適距離。
○魅惑の好時計 ⑮ママコチャ
1位 ママコチャ 1:19.0(京都・良)
2位 ウインマーベル 1:19.3(阪神・良)
3位 ウイングレイテスト 1:19.6(阪神・良)
○データ特選馬 ⑤トゥラヴェスーラ
・1~3枠(6-3-5-46,複勝率23.3%)
・中5~9週(5勝、複勝率21.3%)
※データは過去10年分を参照
○恵みの一頭 ⑪マッドクール
阪神改修で長期に渡って使い詰めの京都競馬場。比較的綺麗な馬場を保ってきた外側もいよいよ限界が近く、外差しも不発気味に。ここまで来るとある程度の重馬場でもこなせるパワーも重要になってくる。雨中の中京で初戴冠を果たしたこの馬が最も得意とする馬場になりそうだ。
馬複BOX⑤⑦⑪⑫⑮ 10点